ながいこと不眠症のうちの奥さんは、目覚まし時計を
6個セットするのです。
その6個の目覚まし時計が朝の10時に一斉に鳴りだした。
うちの鬼嫁さんは、そもそも寝起きの時間が不規則で、
今日は5時に寝て 10時起きのつもりだったのでしょう。
朝の5時就寝というのも異常と言えば異常ですよね。
私は2時に就寝ですから、たっぷり8時間は寝れましたけど。
まだまだ気持ち良い眠りがつづきそうだったのに、
10時に奥さんの目覚まし時計のひとつが鳴りだした。
そのけたたましさに すぐに止めるとおもうのだけど、
今日の鬼嫁さんは止めない。
止められないらしい。
止め方がわからない。
あるいは、耳栓をしているから、聞えていない。
そのうち 3つ4つ5つと一斉になりだした。
これはたまりませんね。
鬼嫁さんもささすがに気づいたらしく、
「えーもー」とか言っている。
癪に障ったのか、寝ながら舌打ちしている。
それでも とうとう全部鳴り終わるまで放置されてしまいましたね。
6個の目覚ましが一斉に鳴り響く図というのは、あまりに狂気じみている。
解せない症状です。
時には、誰もいない寝室で目覚まし時計が一斉になり出すことがある。
鬼嫁さんは、眠り難民なので、眠れないまま早めに起き出してしまうことがあるのですね。
その時に設定していた目覚まし時計を解除しないものだから、
時が来ると むなしく けたたましく鳴り出すのですね。
無人の部屋で6個のめざましが、一斉に叫び声をあげている。
それはおそろしくもコミックな情景でもあります。
私はと言えば、「やれやれ、今日もまた時計が狂ってる!」などとつぶやいている。
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